映画バッファロー’66ダサい男の最高にクールな話
「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」
この素敵なキャッチコピーで知られる映画バッファロー66。
まだ見たことない方がいたら是非お勧めしたい映画です。
ヴィンセント・ギャロが主演、監督を務めたこの映画は、 低予算で制作されたにもかかわらず、一部の映画ファンに絶大な支持を得ている良作です。
バッファロー66の魅力をったっぷりお伝えしましょう。
バッファロー66のあらすじ
バッファロー66はヴィンセント・ギャロ演じるビリーがおしっこもれそうなところから始まります。
えっ?笑
もう一度言いましょう。
主役がおしっこ漏れそうなところから始まります。
でも残念ながらなかなかおしっこできないんですよ。
でもさすがのヴィンセント・ギャロおしっこ我慢してる仕草がなんかかっこいい。
刑務所に入っていたビリーが、両親のところに戻るときに奥さんを一緒に連れて帰るよと、嘘をついてしまいます。
後に引き返せないビリーは、ダンススタジオにいた女の子レイラを拉致します。
レイラに俺の妻を演じて両親に会えと脅迫します。
両親に会い何とかやり過ごした二人。
ビリーはかなり気難しい性格で、レイラは最初は反発してましたが、 一緒に過ごすうちビリーの繊細なところや純粋さにひかれてしまいます。
ビリーは自分が刑務所に入ることになってしまった元凶に復讐を誓い、そいつを殺した後に自分も自殺しようと考えます。
しかし実際その元凶を前にして急にばからしくなり、レイラが待っているモーテルに戻るという映画です。
だいぶ大雑把な説明ですが。
うまく伝えるのがむずかしい映画なんですよ。
独特の色彩
バッファロー66はかなりのおしゃれ映画です。
ヴィンセントギャロのファッションが、タイトなレザーにスラックス。
そこに渋みのある色のブーツ。
まさにレザージャケットのお手本のようなスタイリングです。
また特徴的なのは、映画の色彩が雰囲気抜群なんです。
全体的にグレイッシュな感じで、映画の繊細な感じを表現してますね。
(あくまで個人的な見解です。)
またヒロインのレイラを演じるクリスティーナ・リッチが尋常じゃないかわいさです。
(あくまで個人的見解です。笑)
一般的に女優さんとかすごい細いじゃないですか?
バッファロー66のクリスティーナ・リッチは絶妙なムチムチ感。
「男はこれくらいがいいんじゃあ」と世の女性に叫びたいです。
(あくまでも!個人的な見解です!!!)
クリスティーナ・リッチ務めるレイラのファッションは、全体的に淡い色で統一したスタイリングで、フェミニンな感じがキャラクターにマッチしてますね。
ラストが最高
バッファロー66のラストは微笑ましさランキング、ナンバーーワンといってもいいくらい素敵です。
恋人がいる方はこのラストを見終わった後、恋人に優しく接したいと思うでしょう。
このシーンの良さは実際に見てもらわないとわからないと思います。
復讐をやめ、恋人が待っているんだとモーテルで待っているレイラの為に、ココアとクッキーを買って帰ろうとします。
この時、今までの神経質なビリーからは想像もできないくらい他人にやさしいのです。
他人にやさしくすることができたビリーの成長が微笑ましすぎる。
最近恋人にきつく当たってしまっているなと感じる人はバッファロー66を見てください。
むしろ恋人と見てください。
きっと今よりもっと相手のことを思いやれるでしょう。
まとめ
今までこんな繊細で純粋なラブストーリは観たことがありませんでした。
ラブストーリはたくさんありますが、バッファロー66のラブストーリーは特異すぎます。
コンプレックス抱えまくった恋愛に向かない男が主役ですからね。
キャッチコピーの「最悪な俺に、とびっきりの天使がやってきた」は観て納得です。
ラスト次第では後味悪い作品になりえた映画ですが、 観てみると明るく微笑ましい気持ちになれる映画です。
僕の渾身のおススメ映画です。