This Is England スキンヘッズと少年の話
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イギリスはお好きですか?
僕は大好きで、イギリスの映画や音楽、ファッションになかなか詳しい自信があります。
もしイギリスが好きならば、この映画は絶対に観ないといけない映画です。
その理由を書いていきたいと思います。
ファッションだけじゃない!This Is Englandという映画
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This Is Englandは2006年に公開されたイギリスの映画です。
舞台は1980年代で、この時代の社会の雰囲気や若者の音楽、ファッションが描かれています。
とてもおしゃれ、僕の大好物なファッション、音楽にあふれた映画!
だけど、この映画をただのおしゃれ映画として観てはいけません。
なんで、『This Is England?This Is UKじゃないの?』ってところがミソなんです
実はこの映画、イングランドの右翼団体(スキンヘッズ)の青年たちがメインのお話。
右翼団体というのは、過剰な愛国主義者のことで、よそ者(移民とか)を追い出そうとする人たちです。
『イングランドを取り戻そう!』が合言葉の団体なので、UKじゃなくてEnglandなんですね。
なので、差別的なことばが多く出てくるし、暴力的なシーンもあります。
ムカつくシーンも多い!けど、若者たちが言ってることも理解できる・・・
日本ではあまり差別って実感できないけど、だからこそ勉強になるところが多い映画です。
ただ、スキンヘッズたちのファッションは、『The イギリス』でかっこいい!
ファッションや音楽の勉強として観るのもオススメです!
This Is Englandに登場するスキンヘッズファッション
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この映画では、上に書いたようにスキンヘッズたちがたくさん登場します。
スキンヘッズのファッションがたくさん見れるんですが、それが全部かっこいい。
ウッディという登場人物がいるんですが、当時流行していたベンシャーマンのボタンダウンシャツ。
サスペンダーにドクターマーチンのブーツ。
白のロングソックスに、半端丈デニムをロールアップ。
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これは本当に1980年代を題材にした映画ですか?
現在じゃないかと見間違うレベルで完成されてると思うんですけど?
今のファッショントレンドはここからきてるんじゃないかと予想できますね。
ウッディだけじゃなく登場人物は全員おしゃれなんですが、このウッディが特に洗練されてます。
ベンシャーマンのシャツがほしくなってきた。
This Is Englandの音楽
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This Is Englandでは、80年代に実際に流行っていた音楽が流れています。
イギリスは移民が多いので、たくさんの国の音楽が混ざっているのが特徴です。
その中でも特に、ジャマイカの音楽「レゲェ」や「スカ」がクールだと言われていました。
This Is Englandのテーマソング
Toots and the Maytals - 54-46 Was My Number
監督は『Toots and the Maytals』 がお好きなようで。
僕のおすすめUKスカはなんといっても 『The Specials』です!
The Specials - Too Much Too Young (Live)
黒と白のチェックがトレードマークだったので、2トーンスカと呼ばれていました。
また改めて紹介したいと思います。
まとめ
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色々と書きましたが、とにかくかっこいい映画です。
かといって、ファッションだけじゃない、80年代のイギリス社会のことも勉強できる映画。
だから長く愛されている映画なのかも知れないですね。
ぜひ一度観てみてくださいね!
Minematsu
映画、ドラッグストアカウボーイの良さ。
『ドラッグストアカウボーイ』
名前は聞いたことがあるかもしれませんが、観たことないという人が意外と多いです。
この映画、当ブログのタイトルのもとになってるぐらいなので、大好きな映画であることはバレバレだと思います。
ファッションはもちろんですが、映像もとてもかっこよくて引き込まれる映画なので、アツく紹介したいと思います!
このブログを読んで、僕と『ドラッグストアカウボーイ仲間』になってもらえたら嬉しいです!
ドラッグストアカウボーイという映画
ドラッグストアカウボーイは、1989年に公開されたアメリカの映画です。
僕の大好きなガス・ヴァン・サント監督のデビュー作です。
ガス・ヴァン・サント監督は、10代後半~20代前半くらいの青年の心境を描くのがとても上手です。
「あ~、なんかわかるなぁ」と、共感してしまうところがたくさんある素晴らしい映画を撮る人です。
正直最初に観たときはあまりハマれなかったのですが、気づいたら何度もくりかえし見てしまっていて、今では大好きになった不思議な映画です。
映画の内容は、ドラッグ好きな(ダメ、絶対!)若者グループが、ドラッグストアを襲ってダメダメな生活を送っていました。
そんなある日、メンバーの一人がジンクス(縁起の悪いこと)を破ってしまって、次々と悪いことに巻き込まれてしまう・・・というお話です。
シンプルな内容ですが、だからこそ演出やファッションが目立ちますね。
とてもおすすめです!
ドラッグストアカウボーイのファッション
ドラッグストアカウボーイは今でもおしゃれ映画として有名ですが、登場人物は正直野暮ったいんです。
だけど、おしゃれ・・・
この感じわかってほしい・・・!
登場人物はファッションに気を使ってるっていう感じでもなく、さらっとクタクタの服に袖を通します。
だけど、それがおしゃれ!
なぜかおしゃれ!
ところで皆さん気づきませんか?
【90年代】
【野暮ったい】
【アメリカ】
と続くとアレですよね?
そう!グランジファッション!
カートコバーン!
この映画はグランジが流行る前ですが、その雰囲気を感じさせます。
クタクタのレザージャケット
ローファー
まさに鉄板コーディネートです。
ドラッグストアカウボーイの音楽
ドラッグストアカウボーイでかかっている音楽はとても特徴的です。
ところどころで使われる
Abbey Lincolnの”For All We Know”
Drugstore Cowboy Intro - Abbey Lincoln
ドラッグストアカウボーイのテーマソングです。
Desmond Dekkerの”Israelites”は、
シリアスな映画の内容と、軽快な音楽のミスマッチ具合がいいです
Desmond Dekker - Israelites 1968
他にも60年代のガレージロックバンドなど、幅広い音楽が使われています。
デビュー作にして監督のセンスの良さが伝わりますね。
いい映画にはいい音楽が流れている、と僕は思います。
音楽が好きならば、好きな映画から辿っていくのもオススメです。
まとめ
ドラッグストアカウボーイは、いろいろと考えさせる映画になってます。
友達のことやこれからのことを考え直すきっかけを与えてくれる映画なのかもしれません。
観た後はずっしり重たくなってしまう映画かもしれませんが、 最後の主人公を見ると、未来を見据えた目つきをしています。
その表情が妙にさわやかで、なんだか勇気づけられる不思議な映画です。
ドラッグストアカウボーイは本当に好きな映画なので、もっと長く語りたい・・・
ですが、キリがないので今回はこの辺りで・・・
少しでも興味が出たらぜひ観てみてくださいね!
Minematsu
映画バッファロー’66ダサい男の最高にクールな話
「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」
この素敵なキャッチコピーで知られる映画バッファロー66。
まだ見たことない方がいたら是非お勧めしたい映画です。
ヴィンセント・ギャロが主演、監督を務めたこの映画は、 低予算で制作されたにもかかわらず、一部の映画ファンに絶大な支持を得ている良作です。
バッファロー66の魅力をったっぷりお伝えしましょう。
バッファロー66のあらすじ
バッファロー66はヴィンセント・ギャロ演じるビリーがおしっこもれそうなところから始まります。
えっ?笑
もう一度言いましょう。
主役がおしっこ漏れそうなところから始まります。
でも残念ながらなかなかおしっこできないんですよ。
でもさすがのヴィンセント・ギャロおしっこ我慢してる仕草がなんかかっこいい。
刑務所に入っていたビリーが、両親のところに戻るときに奥さんを一緒に連れて帰るよと、嘘をついてしまいます。
後に引き返せないビリーは、ダンススタジオにいた女の子レイラを拉致します。
レイラに俺の妻を演じて両親に会えと脅迫します。
両親に会い何とかやり過ごした二人。
ビリーはかなり気難しい性格で、レイラは最初は反発してましたが、 一緒に過ごすうちビリーの繊細なところや純粋さにひかれてしまいます。
ビリーは自分が刑務所に入ることになってしまった元凶に復讐を誓い、そいつを殺した後に自分も自殺しようと考えます。
しかし実際その元凶を前にして急にばからしくなり、レイラが待っているモーテルに戻るという映画です。
だいぶ大雑把な説明ですが。
うまく伝えるのがむずかしい映画なんですよ。
独特の色彩
バッファロー66はかなりのおしゃれ映画です。
ヴィンセントギャロのファッションが、タイトなレザーにスラックス。
そこに渋みのある色のブーツ。
まさにレザージャケットのお手本のようなスタイリングです。
また特徴的なのは、映画の色彩が雰囲気抜群なんです。
全体的にグレイッシュな感じで、映画の繊細な感じを表現してますね。
(あくまで個人的な見解です。)
またヒロインのレイラを演じるクリスティーナ・リッチが尋常じゃないかわいさです。
(あくまで個人的見解です。笑)
一般的に女優さんとかすごい細いじゃないですか?
バッファロー66のクリスティーナ・リッチは絶妙なムチムチ感。
「男はこれくらいがいいんじゃあ」と世の女性に叫びたいです。
(あくまでも!個人的な見解です!!!)
クリスティーナ・リッチ務めるレイラのファッションは、全体的に淡い色で統一したスタイリングで、フェミニンな感じがキャラクターにマッチしてますね。
ラストが最高
バッファロー66のラストは微笑ましさランキング、ナンバーーワンといってもいいくらい素敵です。
恋人がいる方はこのラストを見終わった後、恋人に優しく接したいと思うでしょう。
このシーンの良さは実際に見てもらわないとわからないと思います。
復讐をやめ、恋人が待っているんだとモーテルで待っているレイラの為に、ココアとクッキーを買って帰ろうとします。
この時、今までの神経質なビリーからは想像もできないくらい他人にやさしいのです。
他人にやさしくすることができたビリーの成長が微笑ましすぎる。
最近恋人にきつく当たってしまっているなと感じる人はバッファロー66を見てください。
むしろ恋人と見てください。
きっと今よりもっと相手のことを思いやれるでしょう。
まとめ
今までこんな繊細で純粋なラブストーリは観たことがありませんでした。
ラブストーリはたくさんありますが、バッファロー66のラブストーリーは特異すぎます。
コンプレックス抱えまくった恋愛に向かない男が主役ですからね。
キャッチコピーの「最悪な俺に、とびっきりの天使がやってきた」は観て納得です。
ラスト次第では後味悪い作品になりえた映画ですが、 観てみると明るく微笑ましい気持ちになれる映画です。
僕の渾身のおススメ映画です。
映画・トレインスポッティングの続編公開日決定! 前作のおさらい
トレインスポッティングの続編、映画『T2 トレインスポッティング』が2017年4月8日(土)より公開されると発表がありました。
とてつもない人気だった1作目『トレインスポッティング』のファンの方は、そわそわしてるんじゃないでしょうか。
僕もそのうちの一人です。
1作目の『トレインスポッティング』は、公開されてかなりの時間がたっているのに、今でもおしゃれ映画として取り上げられてますね。
『T2 トレインスポッティング』の公開の前に、前作を僕と一緒におさらいしときましょう。
「トレインスポッティング?なにそれおいしいの?」という方も、こちらのブログを読んでいただければ、明日からスキニーにコンバースを履くファッションになっていることでしょう。
トレインスポッティングという映画
トレインスポッティングは、1996年に制作されたイギリスの映画で、ダニーボイル監督の映画です。
トイレの便器から出てくるシーンはかなりの衝撃でした。
1996年というと僕6歳です。
このブログ書いてて改めて、トレインスポッティングって20年以上前の映画ってことに驚きました。
公開当時に観たわけではなく、20歳の時に友人に「トレインスポッティングっていう映画が面白いから観たほうがいいよ」とおすすめされました。
オープニングの段階で「あっこの映画面白い」と確信しましたね。
観おわったあとは、そのままもう一度最初から再生。笑
びっくりするほどハマりました。
今思うと僕がファッション、カルチャー、映画にどっぷりはまっていったのは、トレインスポッティングがきっかけだと思います。
もしトレインスポッティングを観ていない方は、本当一回は観ておいたほうがいいですよ。
好みがわかれるかもしれませんが。
トレインスポッティングのファッション
トレインスポッティングを語るうえで、ファッションは欠かせない存在だと思います。
めちゃくちゃかっこいいですね。
中でも主人公レントンのファッションは、かなりファッション業界に影響を与えたのではないでしょうか。
僕の中でスキニージーンズと、コンバースを組み合わせるスタイルの元祖です。
コンバースの汚れ加減がこれまた絶妙。
いやっ!普通に見たらダサいんです!
Tシャツの丈めっちゃ短いもん。
でもトレインスポッティング独特のフィルターがかかって、とてつもないカッコよさに昇華してます。
主演を務めたユアン・マクレガーさんの出世作としても有名でした。
トレインスポッティングの音楽
さきほどオープニングの時点この映画がかっこいいと思った。とお伝えしましたが、それがこれです。
Choose Life - Trainspotting (1-12) Movie CLIP (1996) HD.mp4
イギーポップのラストフォーライフをバックに街を颯爽とかけるこのシーン。
この曲をチョイスするあたりがさすがだと思いません?
そしてラストシーンで流れるアンダーワールド。
このラストシーンかっこよすぎて鳥肌もんです。
Trainspotting (1996) - Final Scene [HD]
アンダーワールドは、トレインスポッティングでこの曲が使われて、広く知れ渡るようになったんですよね。
イギーポップとアンダーワールドがこの映画にハマりすぎてて、映画に音楽は必要不可欠なんだなと再認識しました。
続編
続編が出ると知った時はかなりの興奮でした。
同時に20年たったけど大丈夫かなという不安もでてきましてね。
続編が微妙な感じになっていて、僕の中のトレインスポッティングが壊れてしまうのではないかと・・・
しかしこの予告で不安は消えました。
T2 Trainspotting Official Trailer – At Cinemas January 27
よかった。
かっこいい!
ダニーボイル監督そしてキャストの皆様。
さすがです。
映像を見る限りでは前回とは違い、鼻からやるやつになってますね。(ダメ絶対!)
リック・スミスが全体の音楽を担当しているとのことです。
前回のあのラストからどうつながっているのか?
そしてどんなラストになるのか?
公開が待ち遠しい!!!
関連記事ですよ~
はじめまして。
はじめまして。
自他共に認めるファッションオタクのMinematsuと申します。
すこし前までニューヨークコレクションのブランドで販売員として働いていました。
販売員として働いて、人にファッションを伝えるという楽しさに芽生えました。
一つのブランドの販売員としてではなく、もっと広い意味でのファッション販売員として、ファッションの楽しさを知ってもらいたい・・・
そんな考えのもと、ブログ立ち上げてしまいました。
ファッション業界はトレンドがあります。
しかし僕は、このブログで完全に好みを押し出します。
ファッション関係者としてそりゃあ多少はトレンドのお話もしていきますが、完全に好み全開で書いていきます。
ファッションだけではなく、『映画、ライフスタイル、カルチャー』なども完全独断と偏見で書きますので。
僕は自分のスタイルを持っている人が大好物です。
自分の中のこだわりがあって、毎日同じ服着てる人とかかっこいいーってな思います。
個性出しすぎると街中でだいぶ変な目で見られますけどね。
トレンド取り入れつつ、自分の中のこだわりを持ち、自分だけのスタイルを作り上げていく。
僕のファッション人生の永遠の課題です。
このブログfashion-store-cowboyではスタイルを見つけるヒントになればと思い、立ち上げました。
映画ファッションについて語ることが多くなりそうです。
理由は映画の中のファッションはこだわりが凝縮されているからです。
それでは皆様が満足できるようなブログしていきますのでよろしくお願いいたします。